人の痛みが、分かってしまった国

誰かの言葉は、何が隠れているかわからない。
笑顔でありがとうって言われたって、心の中で何を思っているかなんてわからない。
私、あの人のこと好きなんだって言って、応援するよって言ったって、もしかしたらその人も好きかも知れない。

わからない。わかんない。

もしかしたら、私が昨日ここに書いた事が、誰かの勘に触ったかも知れない。自分勝手で、偉そうだと思われたかも知れない。
もう、取り返しがつかないかも知れない。

違うことが言いたいのに、ホントはそんな意味で言ったんじゃないのに、違った意味でとらえられてしまう。
あなたは偉そうだと、思われてしまったかも知れない。

誰かに、何かを伝えること、自分の想いを伝えることは、この世で一番危険なことかも知れない。言葉なんて、無かった方がいいのかも。

正直もうわかんないです。
誰が私の友達で、
私は誰の友達なのか。

私は、あの世界ではどういう存在なのか。

ひとつひとつに、言いたいことがあるんなら言って欲しい。
私のこと嫌いなら、ありがとうなんて言わないで欲しい。ゴメンネなんて言わないで欲しい。
友達という値札を、早くとって欲しい。

私はそれを、知ることができないから。